柴犬を飼うという覚悟

先代の柴犬は約16年の生涯でした。もちろん楽しい思い出や癒やされた事もたくさんあったけど、大変な事も多かった。
世間で言われている「柴犬を飼う覚悟」①抜け毛が凄まじい/②散歩が欠かせない/③ツンデレすぎる/④時々、凶暴になる/
換毛期にかかわらず、部屋中毛だらけになるが、根気よく、こまめに掃除するしかないし、散歩は運動と健康のためにも、暑い日も、極寒の日も、雨の日も飼い主が我慢して連れて行ってあげればいい。ツンデレなのに、お客さんには愛想良いのはジェラシいが、これも心を広く持つしかない。先代犬は凶暴になることはなかったが、時々狂ったように部屋中を走り回ることはあった。これもケガのないように、温かい目で見守るしかない。で何が一番大変だったかというと、やっぱり老犬介護かな。老犬は基本、寝る時間が多くなる。散歩を嫌がり、距離・時間が短くなり、回数が増える。目や耳が悪くなり、嗅覚も悪くなる。部屋で「そそう」してしまう。「痴呆症」で夜泣きが始まる。不安から狭い場所に挟まったり、夜中に部屋をくるくる徘徊したり。筋力低下で、足の踏ん張りが効かなくなり、這うようにご飯を食べるようになり、次第に食欲もなくなる。何でもいいので食べられるものを与える。それも食べられなくなり、起き上がれなくなる。排便がうまくできなくて下痢したり。呼吸が荒くなり、時折苦しさからか?前足を突っ張るようになり、夜通し泣いている。口にスポイトで水分や栄養ドリンクを流し込む。呼吸が激しくなったり、心音が「シャー・シャー」となり、苦しそうにしたときは、負担にならないように抱きかかえる。寝たきりになって1週間後の朝、眠っていたかと思うと急に足を突っ張らせてそのまま息を引き取った。まだ温かい体を抱き上げたが、チカラなくうなだれていた。名前を呼んで泣いた。今から思えば、クッシング病や僧帽弁閉鎖不全症だったと思うが、これらの病気は完治することのない、いわば老化から発症する病気。病院に連れて行って薬や手術で緩和できても、根本的には治らない。病院に連れて行くことで、ストレスを与え、それこそ寿命を縮めてしまう。延命できたとしても苦しむ時間が延びるだけ。そう思い病院嫌いな先代犬を病院に連れて行くことはなかった。「病院に連れて行けば、あと数カ月は長生きできたかも」という後悔がない訳ではない。が16歳と言う年齢を考えると、これが天命だったんだと思うようにしている。でも悲しくて苦しい。
柴犬を飼う覚悟というなら、もう一度あの悲しみを背負う覚悟があるかどうか?という覚悟かな?

先代柴犬リオちゃん
先代柴犬リオちゃんと桜

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